Mac の通信速度を上げる (そういえばそんなのあったよねという話)
2008 年 11 月 29 日なんだかツリっぽいタイトルでアレですが。別に新しい話じゃありません。
コンピューターのインターネット通信設定は、デフォルトでは結構大雑把に設定してあるので、MTU や RWIN を自分の環境に最適な値に設定してあげると速度が上がる場合があるよ、というお話。でも、MTU ってなに、RWIN とかめんどくさい、って人、結構多いと思います。 続きを読む »
なんだかツリっぽいタイトルでアレですが。別に新しい話じゃありません。
コンピューターのインターネット通信設定は、デフォルトでは結構大雑把に設定してあるので、MTU や RWIN を自分の環境に最適な値に設定してあげると速度が上がる場合があるよ、というお話。でも、MTU ってなに、RWIN とかめんどくさい、って人、結構多いと思います。 続きを読む »
今朝、18日に注文した AirMac Express が到着。「明日には届くと思います」と言われましたが、結局 2 日かかりました。
新しい AirMac Express の無線モードは以下の四つ。

5 GHz 帯での 11n モードの利用が可能になっています。残念ながら我が家は b/g にしか対応していないマシンがあるので、b/g 互換を選択しました。
セットアップの変更点
設定画面に大きな変化はありませんが、地味にいくつか仕様が変わっています。
例えば:
- MAC アドレスフィルタリングで、「時間制限アクセス」が可能になっています。
従来の Express:

新しい Express:

例えば、週末のみアクセスを許可する、というようなことが可能です。
- WAN経由での構成を可能にしていたり、NAT が重複していたりすると、警告が出ます。

例えば、ルータ機能付きのモデムに AirMac Express をぶら下げたりすると、「二重のNAT」という警告が出ます。承知の上であえてそういう設定にしている人にとっては、ありがた迷惑な機能かもしれません。警告を無視する設定にすれば、そのまま使用できます。

他にもあるかもしれませんが、とりあえず気がついた点はこのくらい。
通信パフォーマンス
肝心なのは、パフォーマンスがどのくらい向上するかということ。統計的にしっかりした数値をとるのは無理(というかめんどくさい)なので、簡易なテストをしてみました。これらの数値は、家の構造や電波環境を含む通信環境によって大きく異なる場合がありますので、あくまで参考程度にしてください。まず、我が家の場合、Bフレッツのモデム PR-200NE にイーサネット接続で Mac を直結した場合の下り速度は平均 80Mbps です。これを基準に、以下の設定で通信速度を比較してみます。
| 旧 Express + 11n 対応 Mac | 新 Express + 11n 対応 Mac | |
| 無線モード
マルチキャストレート |
11b/g 互換
6M |
11n/b/g 互換
2M* |
| 半径 3 m | 下り平均 27Mbps | 下り平均 53Mbps |
| 木造壁越 10 m | 下り平均 12Mbps | 下り平均 49Mbps |
* 11n/a 互換モードでは、速度が 3% 向上しました。マルチキャストレート 11M では、速度が 2% 向上しました。
このデータでは、11n 対応によるパフォーマンスの向上がはっきり現れました。当然といえば当然ですが、私にとっては期待以上でした。ルータからある程度距離があると、5x FASTER の謳い文句も嘘ではないことがわかります。Express は無指向性のアンテナだと思うので、工夫すればもっとパフォーマンスが上がるかもしれません。
ちなみに、11g の Mac でも同じテストを実行してみましたが、この場合も 150% 以上の速度向上が得られました。これは MIMO の効果なのでしょうか。11g 側の速度向上については期待していなかったので、うれしい結果になりました。
私はギガビット対応の AirMac Extreme や TimeCapsule は持っていないのですが、Express は 10/100 base なので、そのへんの違いによる速度の差ってどのくらいあるんでしょうかねぇ・・・。そこは他の方のレビューに期待したいところです。
※追記(2008/3/21)「二重のNAT」について
「二重のNAT」とは、別のルータでパブリック IP > プライベート IP に変換された IP アドレスをさらに AirMac Express でプライベート IP に変換し、「二重に」ネットワークアドレス変換(NAT)を行っている状態のことです。このような構成は、様々な問題を引き起こしたり、ネットワークの問題が発生した場合の原因の特定を難しくしたりすることがあるため、一般には推奨されていません。ただし、1 つのパブリック IP から相互に排他的な複数のネットワークを構築したい場合などは、あえてこのような構成を使用する場合があります。その場合は、割り当てるパブリック IP の値が重複しないようにするなど、いくつかの調整を行う必要があります。
意図的に「二重のNAT」構成を構築しているのではない場合は、以下のいずれかの処置を行うことが望ましいと思われます。
知識のない人が DHCP の設定をいじると、ルータにアクセスできなくなってしまうことがあります。自信の無い方には前者をオススメします。